というわけで・・
これが現在のウメです。。
食欲もあり、元気もよいのでまずはご心配なく。。
さて、何故このようなパラボーラになっているかというと
さかのぼって土曜日のお話。。ウメの目が少し白く曇ってることに気がつき
以前もこのようなことがありすぐに治ったのでその日は様子をうかがうことに。
そして日曜日散歩に連れ出したとき光に当たると明らかに眼球が緑になっていました。
これはいかんということでネットなどで症状を調べると
凍りつくような文面がずらり!!
よくよく調べてゆくと緑内障という致命的な病気に症状が似ていたので
頭が真っ白けっけになりました。。
緑内障という病気なんでも緑内障っていうのは早期発見が第一とのことでその進行スピードも一刻を争うほど早いらしく
そのまま放置して適切な処置を怠ると数日中には失明してしまうとの記載も。。。
そして犬は普段からあまり目がよくないため人間に比べ鼻や耳に頼って情報を得ることが多く
視力が落ちていても普段どおりに生活してるように見えるので
飼い主は目が悪くなったことに気付くのが遅れるようです。
発見が難しいこともあり飼い主が異変を感じ動物病院に行った時には
9割の犬がすでに失明状態だったとの動物病院の記事もありました。
こんな記事を見てのんびり構えてられるわけもなく・・・
早速動物病院へ
先生に状況を説明し診断を受けました。
視力が落ちてないか病院に連れて行く前のウメの様子はと聞かれ
『トイレに行く時いつも難なく上り下りしているソファーから下りれずにジタバタしてました』
ということを伝えるとやはり視力が落ちているとのことで検査が始まりました。
まずは。。
ウメの頭の上からティッシュの切れ端を落とし素早く気付くかをテストします。
やはり反応は鈍く視力がかなり落ちているよう。
眼圧を測るそしていよいよ眼圧の検査に。。
緑内障やその他の目の病気においてこの眼圧というものが鍵を握ってきます。
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犬の緑内障の原因
緑内障は、眼圧を一定に保つ房水(ぼうすい)という液体が眼球内に過剰にたまり、眼圧異常(高眼圧)が起こって視神経が圧迫されることで発症します。なお、緑内障にはブドウ膜炎といったほかの眼の病気が原因で起こる続発性白内障と、ほかの病気をともなわない原発性白内障があります。
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眼圧というのはHgという単位で測定され
犬の眼圧の正常値:10~25mmHg20を超えると正常値の範囲内だけど高めだとされています。
そんな眼圧検査での結果は。。。
両目とも平均30mmHgとかなり高め。(誤差をなくすため何度も測りその平均値で表します)
瞳孔について眼圧検査の結果もさることながら・・・
気になるのが目の瞳孔。。
よく人間でも瞳孔が開いてるなどといいますが具体的にどのような機能を果たしているかというと。。。
明所では縮瞳が生じ、瞳孔径は小さくなる。暗所では散瞳が生じ、瞳孔径は大きくなる。
瞳孔径の変化は、網膜に投射する光量の調整に寄与する。このことは、カメラの絞りに類似する
とあります。
平たく言えば明るい所では小さく、暗い所では大きくなる
黒目の中の真ん中のさらに黒い収縮部分です。。
その気になる瞳孔ですが。。
病院に連れて行った段階ではウメの瞳孔は開きっぱなし。。
真ん中の黒い部分が大きくなったままで明るい所でも閉じてませんでした。
先生の話によれば瞳孔が開きっぱなしになっている為、黒目部分が緑に見えるとのこと。
車で暗闇を走行中。。ネコや犬の目がライトに反射して緑に光るのと同じ原理だそうです。
さて、測定が終わり現状を把握したところどで
次なるはその治療!!
眼圧を下げる瞳孔が開きっぱなしになってしまったウメの眼の要因は
眼圧を一定に保つ房水(ぼうすい)という液体が眼球内に過剰にたまり
眼圧異常(高眼圧)が起こってしまい瞳孔の調節が効かなくなってるようです。
まずは、眼圧を下げる内服薬とチモナードという目薬を投与して自宅で一日様子を見ることに
2日目の眼圧検査一日後また眼圧を測りに行きました。
測定結果によれば。。
左目は昨日より下がっていませんでしたが右目は25mmHgとギリギリへ平常値に下がってました。
この日の朝も段差を下りれないという症状が出てましたので
視力が戻ってないんだろうなーという嫌な予感がそのまま数値に出ていました。
この数値を知って
これから視力を失うなどの万が一のことがあった場合も覚悟し気を引き締めると同時に
何とかして治ってくれ!!という祈るような期待でいっぱいでした。
半日入院そしてこの日は病院に預け、眼圧を下げるための注射による処置をしていただくことに。
夕方迎えにきてくださいとのことでしたのでいろいろな覚悟と期待を胸に。。
迎えに行きご対面。
最初にうめを見たとき変わっていたのが眼の動き!!
朝の時点に比べ人の顔を眼で追うようになってました♪
近づいて眼球を見てみると。。
なんと
瞳孔の開きが治まり
元通りに近い状態に戻っていました!!
そして。。気になる眼圧はほぼ平均値。。
とりあえずは眼圧も平均値に回復し、視力も戻ってきました。
よかったー☆
先生の話では今の段階では薬が効いているので
その影響で数値が下がってはいるけど
また眼圧が上がる可能性もあるとのことで、もう一日目薬と内服薬で様子を見ることに。
そして。。本日、
3回目の眼圧検査またまた眼圧が上がってないことを祈りつつ。。
検査結果によってはまた昨日と同じ注射で眼圧を下げるため預かりになるかもしれません。
いよいよ緊張の3度目の眼圧検査。。
結果はなんと昨日よりもさらに下がり、正常数値ど真ん中に!!
というわけで今日は眼圧検査のみで釈放となりましたー♪
ここでパーッとゆきたいところですが。。
目というデリケートな箇所ですので念には念を!!
明日も眼圧検査です。
しばらくこの眼圧検査が続くと思われますが本人はご覧のとおり・・
いつもと変わらず(笑)視力も回復傾向にあり元気ですのでご心配なく♪
気になる原因はさて、なにやらおどろおどろしい文面が続きましたが。。
気になるのはやはり・・
何故眼圧が上がってしまったのか?ということではないでしょうか。。
今回の場合は眼圧が上がりすぎたことは事実ですが
はたして緑内障によるものかは正直分からないようです。
先生の話では、10日ほど前にうめの首回りの毛がはげてる原因がにきびダニの仕業だと分かり
処方していただいていた駆虫薬の副作用の可能性もないとはいえないとのことでした。
このお薬は神経にも作用する副作用もあるとのことでしたので
一旦服用やめて様子を見ている段階です。
この薬が原因でというよりはどんな薬でも副作用の可能性を頭に入れ
毎日観察しながらということが重要なようです。
いざ今回のようなピンチに直面すると
犬を迎え入れる時点でどんな病気になっても必ず最後の最後までという覚悟を再確認できました。
犬を飼っている以上今後も突然のピンチに遭遇することもあるかもしれませんが
何よりも犬との楽しい毎日を心がけたいと思ってます☆
最後にまだまだ念のため病院での検査は続きますが、
今回は最悪の事態を免れてホット一息♪
今回、緊急事態に直面し、徹夜でいろいろな情報を集めた結果。。
緑内障については予防法などの記述はほとんどなく、
書いてあるのは発見が遅れ、数日という速いスピードで失明するという事実でした。
このことからも何よりの予防法は早期発見!!これに尽きると思います。
うめ飼い主も今回のことがあるまで、フィラリアなどの致命的な病気に対する備えはあったものの
恥ずかしながら目に対する知識がほとんど無く、のんびり構えてましたー
これからは進行スピードの速い病気に気を配りつつ緊急事態に備えたいと思ってます。
長い文章にお付き合い頂き有難うございました☆
全体的に不安をあおるような文面になってしまいましたが。。
早期発見がキーポイントとのことでしたので少しでもお役に立てればと・・
長々と綴ってしまいました・・・
最後は今日のウメの様子。。
とてもげんきなわたし。。
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